第3317回
次回の考察団の見学先は次の通りです
今日から「もしもしQさん」は新しいページに変わりますが、
6月の考察団に対するお知らせから先ずはじめたいと思います。
中国投資考察団は今回で57回目になりますが、
社会環境が次々と変わりますので、
同じ地域でも勉強する対象が違います。
ことしは金融不安にはじまる世界的な不況で
中国経済もそれなりの悪影響を受けているし、
またオリンピックを境として
中国が他国の産業のコピーをすることから
オリジナルの産業構造に変わるところまで来てしまったので、
同じ見学をするのにも
目のつけどころがすっかり変わってしまいました。
次の考察団は6月10日から18日までの8泊9日の旅程ですが、
先ず北京に集まり、1泊してから翌日、長春に向います。
長春には既に何回か足を運んだことがありますが、
今回は大成生化科技というトウモロコシからコンスターチ、
コーン油、飼料だけでなく、
リジンの生産過程で味の素に訴えられて
2回とも勝訴した食品会社の見学に行きます。
食品だけでなく、
ガソリンの代替をするアルコールの工場が稼働して、
更に5倍の年産100万トンを目指して増設中です。
2007年度は1株当りの収益が40セントで、
2008年度がまだ発表されていませんが
株価は3.78ドルの高値から
1ドルを割るところまで落ちてきています。
昨年度の業績を織り込んだ下げでしょうが、
トウモロコシ加工の最大手であり、
手がけている範囲もバイオにまで及んでいるので、
どうしても一ぺん現場を見せてもらわないと
気がすまなくなってしまったのです。
次の日に大連にとぶのは、前にもちょっとふれましたが、
大連から高速道路を1時間近く北に走ったところで、
日本式霜降り牛肉を生産している牧場を見学に行くためです。
そのスケールの大きさに私がびっくりしたくらいですから、
皆さんも大いに考えさせられる日本産業の新しい展開です。
この続きは明日になりますがご参加になりたい方は
とりあえずアジア交流センターにお申し込みになって下さい。
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