中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3134回
次の考察団は明日のこの欄をごらん下さい

私は昨年、
サブプライム・ローンの失敗から惹き起こされた金融不安は
北京オリンピックの終ったあとの9月頃が
株安の底になるのではないかと言ってきましたが、
9月の株価は本当にひどいことになってしまいました。

いよいよ月があけて、
私に言わせると中国の経済成長は第二期に入るところですが、
はたして9月が底になるかどうかは、
これからの動きを見ることになります。
もちろん、私が間違えることもあります。
しかし、中国株については
もう底を手さぐりできるところまできました。
あとはこの次、どんな業種のどんな企業が活躍期に入るかを
見定める必要があると思ったので、
いつもの考察団は1回ごとに1社か、
多くて2社の工場見学に行っていたのを
今回は一挙に山東省の有力企業を6社もまわるだけでなく、
上海へ出て講演会をはじめる前に
食品の輸入で目下、順風の成長を続けている
亨泰消費品の集配センターの見学に行きます。

山東省では安徳利ジュース、
山東威高、晨鳴紙業、招金砿業、山東墨龍、
それに山東羅欣の6社を4日間かけて見学しますが、
私がこの6社を全部推奨しているわけではありません。
業種も違うし、社風も経営者の能力も色々ですから、
現場を見て、株価と首っ引きで
ご自分で判断していただきたいのです。
中国国内の消費の増大だけで
経済成長の10%を維持できると私は見ていますので、
どの会社が皆さんのお眼鏡にかなうかをお試み願うことになります。

この考察団へのご参加を告示したところ、
ほとんど瞬時に50人あまりの応募をいただき、
いつもバス1台がとうとう2台になってしまいました。
泰山を下りて済南から上海へ出て
上海邱友会と落ち合って研究会ということになりますが、
うちのビルの会議室に入りきれなくて難儀しているところです。
ところでその次の12月は何ヶ月ぶりにまたベトナムと決まりました。
ベトナムの証券会社の設立許可が出たのです。
詳しくはどうぞ明日のこのコラムをごらんになって下さい。


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2008年10月8日(水)

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