第2557回
上海に進出するデザイナいませんか
日本でも成熟社会になってしまったために、
デザイナの仕事が全くなくなってしまった
というわけではありません。
優秀な人とラッキーな人には
どんな時代になっても仕事はたくさんあります。
しかし、デザイナの仕事は経済が成長中で
仕事のドンドンふえている環境の方が
うんとチャンスがあることに変わりはありません。
そういった意味で、日本よりは中国で、
とりわけ経済成長のトップを切っている上海に
仕事場を持ちたいと考えているデザイナも
多いのではないでしょうか。
そういう人の中には日本のメーカーの中国進出によって、
「君も来ないか」と誘われている人もあれば、
スポンサーはまだ持っていないが、
新天地をひらきたいという野望を持っている人もいると思います。
ご自分でちゃんと独立採算のとれる
それぞれの分野のデザイナで
上海にオフィスを持ちたい人は
上海亜太設計中心の中に一部屋借りることができます。
自分で事務所をつくるだけの実力はまだないが、
上海で働きたいという人は、
その人の希望を叶えてあげられるかどうかはわかりませんが、
アジア交流センターに希望と履歴書を
(必らず写真を添付の上)お送り下さい。
いま私たちが企てているデザイン会社は
グラフィックが中心ですが、
ファッションも手がけている会社もありますし、
インテリアの工事会社もあります。
とりあえずの企画はデザイン・センターの中に、
日本人デザイナのセンターをつくることです。
一つの建物の中をしきって、
いくつかの独立オフィスにすることができます。
すぐお隣にはドイツの大きな家具センターが
中国で売り出す家具の設計をするために
50人ほどの人の働ける設計事務所を
つくりにかかっているところです。
日本人も負けてはおられません。
家具にしても、
私の知っている日本の有名なデザイナのデザインした椅子が
結構高い値段で売られていますが、
ご本人にきいて見たら
コピーした作品を本人に無断で売っているのだそうです。
人にコピーされるより
ご本人が自分で行って
自分でつくって売った方がいいと思いませんか。
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