中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2493回
幻の化粧品に含まれている水銀の量

王振国さんの話を長々と書きましたが、
それはご本人がどこにでもいる藪医者ではなくて、
ことし52才ですが、一代で4つの大きな病院を一人でつくりあげた
中国でも著名な漢方医であることを
皆さんに知ってもらいたかったからです。
手術をしないでも癌細胞を駆逐する方法があること、
したがって手術をいやがる人にとっては朗報であること、
とりわけ手術をして一応はピンチを乗りこえたが、
再発をおそれる人にはとても役に立つという実績があるので、
上海まで行けば相談に乗ってもらえることを
お知らせしたかったのです。

もう一つは王振国さんの
癌細胞を正常な細胞に入れかえる能力のある漢方を
内蔵の細胞でなくて皮膚に応用したらどうなるかを
私自身が自分で実験したらどうなったかをこの欄で書いたら、
あることないこと色々と書き立てられたことに対する私の答えです。
私が推奨したらどういうことになるかは私も知っています。
化粧品には色々と効能書きが書かれていますが、
それを本気にする人なんてほとんどいません。
でも実際に使用して見たら、
かって考えてもみたこともないような効果があったので、
事実を私は私の周辺の人たちに実証して見せたのです。

そうしたら、自分が使ってもいないのに、
それは水銀が入っているに違いないと断定する人まで現われました。
私が想像もしていなかったことなので、
すぐに吉林省軽工業産品品質監督検験站まで問い合わせました。
結果は全部、合格の検験報告が送られてきました。
中国の化粧品に対する水銀の許容量は1PPMですが、
王さんの化粧品は0.007、即ち100分の1にも充たない量です。
ご承知のように、水銀は動物にも植物にも含まれていて、
王さんの化粧水はすべて天然の植物から抽出したものですから、
全くないということはありません。
もちろん食べ物と化粧品とでは違いますが、
もし水銀がいけないというのなら、
マグロの刺身に一番たくさん含まれているので
スシを食べる日本人は皆、死んでしまっている筈です。


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2007年1月6日(土)

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