第2371回
場所を変えたら気分も一新します
親から受け継いだ財産を後生大事に守って、
絶対減らさないことを信条として生きている人をよく見かけます。
大都会周辺の農地は大暴騰したので、
誘惑が多くてとても守りきれませんが、
田舎町の店だとなかなか買手も現われないので、
「これはオヤジの残してくれたものだから」と、
古い商売は整理しても、持ち家はそのまま残して、
また次の商売を考えたり、人に貸したりしている人を見かけます。
でもどんな田舎町だって、
新しい住宅地域ができたり、新しいスーパーが建ったりすると、
人の流れが変わります。
かつて三業地だったところでも人通りがなくなると、
商いはできなくなってしまいます。
そういうことを無視して、
古い場所を利用して新しい商売をやっても
思うようには行きません。
古い町で新しい商売を思い立った時は、
古い家を利用するよりも
そういう商売をやるにふさわしいところに
思い切って移ることが何より大切です。
それをやれない人は何度、
仕事を変えても必ず失敗すると思えば間違いありません。
それをもっと大きな空間で考えれば、
変えるべきは場所だけでなく、
仕事についても同じことが言えます。
世の中はドンドン変わります。
人の行動半径も変わりますが、
社会が必要としている商品やサービスも時代と共に変わります。
そうした変化にうまくついて行く方法は
先ず自分の働く場所を変えることです。
場所を変えて同じ仕事を続けても気分は一新しますが、
ついでに仕事も変えてしまえば、
もっと新鮮な気持で人生を再出発することができます。
と、ここまで書いて、
「もしもしQさん」も第22巻目が一杯になる分量に達しました。
今回はもう自分の仕事場は中国に移ってしまったのだ
という気分になって勝手なことをとりあげてきましたが、
どうぞお見捨てなく、
明日からも続けて「ハイハイQさん」にアクセスをして下さい。
いよいよこれからが本番です。
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