中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2177回
マカオで散財しますか、香港でふやしますか

4月11日から20日までの第39回中国投資考察団
先ず羽田と関西空港から出発して北京に飛びます。
北京には二泊して、
北京都市計画展示館の見学をしてから、
珠海に向います。

珠海は広東省の中でもマカオと隣接した位置にあり、
、汕頭、厦門と並んだ四大経済特区の一つで、
他の特区と同じように
無税を条件にして外資の誘致をしたので、
と並んで主として香港資本によって
生産工場が開発されました。
経済特区の見学は深に行くことが多く、
私たちも一回行ったことがありますが、
今回、珠海を選んだのは行ったことのない人が多いのと、
橋を一つ渡ったらすぐお隣が澳門(マカオ)で、
アジアのラスベガスとして有名なカジノの町を
一ぺん見ていただきたいと思ったからです。

私は株はやりますがバクチはやりませんので、
マカオに行った時はカジノは見るだけで、
あとはポルトガル料理とマカオ風広東料理を堪能します。
バクチ場はとても豪華で、
勝った人が連れに宝石や高価な腕時計を買ってあげる店が
ずらりと並んでいますが、
その影にかくれて
負けて無一文になった人が
ビルの上からとびおりて自殺するところもあります。
何ならそこを見学のコースに組み入れてもいいですね。

最近、マカオの再開発が話題になっていますが、
財産づくりに積極的な人にとって見逃せないのは
何と言っても世界の金融市場として再出発する香港でしょう。
香港に二晩泊まって上海へ戻り、
いつもの通り、午前中は上海の企業の見学をして、
午後は証券会社のプロに中国株の手ほどきをしていただき、
そのあと私が最近の動向について講演をします。

説明が長くなりましたが、
珠海、マカオ、香港というコースは
ちょっと変化のある面白いコースです。
ポルトガル料理も福臨門の広東料理も
いい思い出になりますので、
食いしん坊の人もぜひご参加下さい。
お金のない人はお金を貯めることが優先しますが、
お金のある人は使ってはじめて
お金の役割をはたしたことになるのです。


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