第1580回
アゴを出すのは無知な旅行社のせいです

私の組織する旅行団
旅行社の主催するツアーと違うところが二つあります。
一つはアゴアシのうち、
アシの部分に相当する交通費と宿泊費などは
旅行社にお願いするけれど、
アゴの部分、即ち旅行中の食事は
どこでどんな物を食べるか、
すべて自分たちで決めるようにしているところです。

どうしてそうなったかというと、
旅行社の主催するツアーは
予算にしばられているだけでなく、
利益をあげるためにコストを下げることが
最大の目標になっているからです。
航空運賃やホテル代も
安いのにこしたことはありませんが、
旅行社のもらえるマージンはどこも同じだし、
大した金額にはなりません。
あとは地元の下請け業者や
食事代が皺寄せの対象になりますので、
旅行社の主催するツアーの食事は
最低もいいところということになってしまいます。

私は旅行は楽しむものだし、
食事はなかでも重要な位置を占めているので、
どこでどんな食事をするかは
とても大切なことだと考えています。
したがって計画を建てると、
予め食事をするレストランのメニューを取り寄せて、
昼と夜と、また次の日を、食べ物が重複しないように、
料理の内容までチェックしています。

北京とか上海とか、香港とか、
よく知った都市はそれでいいのですが、
行ったことのない都市になると、
旅行社を通じて
知らない店のメニューを取り寄せるよりほかありません。
おかげで地元の下請け業者のカモになることもしばしばですが、
一番肝心なことは現地の旅行業者も
安いことにばかり気をとられているので、
どこが本当に美味な店かよくわかっていないのです。

ベトナムに行った時もそうでしたが、
ウルムチ、カシュガルに行った時も、
3、4人で行った時に比べると、
かなり見劣りのするレストランに案内され、
店が変わっても昨日と全く同じ料理が続く
という目にあわされました。
私自信がアゴを出すようなメニューになったのを
私は旅行社のせいにしています。


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