第1519回
「見える景色の向こう」ができてきました
「もしもしQさんQさんよ」第13巻
「見える景色の向こうを見よう」が
廣済堂出版から発売されました。
もう本屋さんに並んでいる頃だと思います。
世の中、激しい勢いで刻々と変わっています。
ちょっと油断をしていると、
現在、自分がおかれている位置すら
わからなくなってしまいます。
自分が定位置に居座わったまま
流れに沿って動かないでいると、
向こうが見えなくなってしまうだけでなく、
ついつい自分がいままで身につけた常識にたよるために
判断を誤まってしまいます。
株式市場に変化が起って、
次はどうなるか、
どんなところに目をつけたらいいか、
決断を迫られる時など特にそうですね。
ここのところ、中国株が反落して、
さて、どうしたものかと
多くの投資家たちが迷っていますが、
香港の新聞を見ていると、
クロウトほど弱気の人が多いようです。
過去の経験をもとにして物を考える人は
もう株価が2倍半にも上がったあとでもあるし、
中国政府が公定歩合を上げたり、
預金準備率を上げた上に
アメリカが金利を上げたら、
株価は下降線を辿ると見ている人が多いのです。
でもいま中国で起っていることは
かつて中国で起ったことのないことです。
原材料が値上がりしたからと言って
最終消費者に転嫁されるところまで行っていません。
むしろメーカーが
それを消化しなければならないことと
溢れる外貨をどう処理するかが
株価を大きく左右すると見るべきでしょう。
こういう時は
いま視界の中に入っていない
「見える景色の向こう」が見えたらどんなにいいかと
誰でも思うに違いありません。
私にそれが的確に見えるわけではありませんが、
この本にはそうしたヒントが
少しくらいはあると思います。
恒例により抽選で10名様に
私の署名入りの本をさしあげますが、
選にもれた方は
ご面倒でも本屋さんに一走りして下さい。
その上でご自分で見える景色の向こうを
背伸びして見て下さい。
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