第1406回
海南島に関心のある人はこの機会に
人生そのものが旅みたいなものですが、
人の一生の中でどれだけ旅ができるかは、
本人の選んだ職業にも大きく左右されますが、
本人の心掛け次第というところもあります。
私は自由業に属する職業を選んだので、
いつどこにいなければならないという制約はありません。
原稿を書く仕事はどこにいてもできるし、
昨今のように通信手段が発達すると
原稿を送ったり、校正をしたりするのにも
不自由しなくなりました。
その上、性来の旅行好きと来ているので、
一年のうちにどこへどんな形で旅行するかは、
年末から正月までの手帖の切り替えをする時期に
決めてしまいます。
ことしで言えば、
皆さんを連れて団体で行く旅行は6回やります。
人を連れてガイドみたいな旅行をするのは
気疲れのするものですが、
どうして嫌がらずにやっているかというと
1.団体で行く予定になっていると、
皆のためにスケジュールを組むので、
団体でないと見学に行けないというところ
(たとえば役所の訪問や工場見学)に行けるし、
決めた以上途中でやめるわけには行かないので、
それだけ見聞を拡げるチャンスがふえることになる。
2.人に質問されたり、
それに答えたりするのは
人に教えることでありますが、
教えられることでもあります。
また勉強を強いられることにもなるからです。
たとえば揚子江の河口にある
上海振華港口機械の工場とか、
少林寺の門前にある剣法の学校で
1000人の学生に武術の実演をしてもらうとかいったことは、
私が団体を組んで行くと言わなければ
見せてもらうことができなかったでしょう。
その代わり旅行社や観光ガイドでありませんから、
毎日同じところを案内するわけには行きません。
昨日も言ったように、3月12日から
北京→海南島の海口→三亜→上海とまわりますが、
同じコースに戻るとしても何年先のことか。
ですから海南島に一ぺん行ってみたいという人は
うまく時間のやりくりをして一緒に行くことにしましょう。
(お申込み TEL:03-3400-9393)
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