第1365回
隣り同士でマンションの値段は倍と半分
ではいいマンションと悪いマンションの区別は
どこでつけるのでしょうか。
私は1にはロケーション、2にロケーション、
3にもロケーションと思っています。
マンションは一戸建ての家に比べて
スペースが一まわりは小さくなってしまいます。
都心部の地価の高いところにあって、
高層ビルの建築費も高いのが常識だからです。
それでもマンション住まいを選ぶ人が多くなったのは、
便利なところにあって、仕事場に近く、
通勤などに要する無駄な時間が節約できるからです。
その上、環境がよく、
一見、超高級ということになれば申し分はありません。
ロケーションのいい悪いは場所を見ただけでわかります。
しかし、建築が立派なものであるか、
また管理が行き届いたものになるかどうかは
実際にできあがって見なければわかりません。
もちろん、一流開発会社の手がけたもので、
売出し価格も超一流であれば、
大体の見当はつきます。
しかし、私たちの知りたいのは、
一流のロケーションや建物である上に、
入手価格がおトクな物であるかどうかです。
そういう物件を探がすためには
足を棒にして小まめに見てまわるよりほかありません。
先ず1にも2にもロケーションですから、
これはと思った場所以外に気を散らさないことです。
最近は地価が安くなって
都心部のいいところにも
隣り合って名の知れた開発会社が
マンションを建てるようになりました。
現場に行ってパンフレットをもらって見比べてみると、
何と売出価格が倍と半分というひらきがあるんです。
買う方もバカじゃありませんから、
安い方が見る見る予約で赤札が貼られて行きます。
いよいよできあがってきたのを見ても、
安い方がそう見劣りすることがないんです。
現に同じ渋谷区の中でも
こんなことがありましたから、
私は相談を受けた限りの人たちに
足を棒にして探がしてごらんなさいとすすめております。
隣り同士で半分と倍ですから、
油断はなりません。
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