第1319回
全国で5軒が限度でしょうね

古道具は骨董品ではありませんから、
専門的な知識は必要ありません。
ちょっと慣れれば、
本物かコピーかはすぐ見分けがつきます。
またコピーであっても、
人々の好みに合えば、
家具として日常に使うものですから、
それなりに販路があります。

自分自身、コレクターをやって見て、
自分の家の応接間やダイニング・ルームに
並べて見たいと思うものがたくさんあります。
日本の古道具屋に並んでいる商品の値段を見ると
あまりにも差がありすぎます。
ならば、骨董品とモダン家具のスキマに
うまく割り込める余地があるようにも思います。

必要なものは何かというと、
先ず第一にセンスと
そういうものを扱うことに情熱を持っていることです。
次に商品を並べるスペースがあることです。
既にそういうスペースがあれば
言うことはありませんが、
スペースを確保するのにお金がかかりすぎると、
支払いに苦しむおそれがあります。
人通りのあるいいロケーションに
こしたことはありませんが、
目立たないところにあっても、
ホーム・ページで同好者に知らせることができれば、
家賃の支払いに苦しむよりはましです。
どうせ古道具を買うような人は
自分の方から探して訪ねてくる人たちですから。

資本は1000万円から1500万円くらいあれば
一応は間に合うでしょう。
コンテナで仕入れて
店の中をとりあえず
一杯にするくらいのことはできます。
あとは次の仕入れに間に合うかどうかですが、
商売が上手いかどうか、
資金ぐりに余裕があるかどうかによっても
やり方が違ってきます。
大きな商売でないし、
何よりも供給源に限りがありますから、
取引先をつくるとしても
全国で5軒もあれば、
もうそれ以上はできないというスケールの商売です。
そういう中の1軒を志したい人は
アジア交流センターに連絡をして見て下さい。
実際にスタートできるのは来年になってしまいますが、
面白い仕事になる可能性はあります。


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2003年10月20日(月)

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