第1163回
広東省に起ったわけが必らずあります

SARS(新型肺炎)は
遺伝子の異変と関係あるらしいという説があります。
またエイズと似たところがあるという説もあります。
何が正しいかはいずれ証明されるでしょうが、
狂牛病も、もしかしたら同じ系統の遺伝子の異変から
起った病気じゃないだろうかと一応、
疑って見る必要があります。

狂牛病は狂牛病にかかった
牛の骨粉をまぜた飼料を牛に食べさせると
起ると考えられているようですが、
牛の飼料にされている穀物の中に
従来と違う遺伝子が入りこんだために
牛の免疫性に異常が起って、狂牛病を起し、
それを食べた人間にも
災いをもたらしたものではないでしょうか。

エイズはアフリカの猿から移されたという説が専らですが、
これももしかしたら遺伝子の異変によって
従来の免疫性では抵抗のできない新種のウイルスが
身体の中に侵入することから起ったものではないでしょうか。
セックスが伝染の経路であるのと、
潜伏期が長いために
SARSほど問題にならなかったけれど、
新しいウイルスが誕生すれば、
新しい天敵が必らず現われる筈です。
いまのところその決定的なことは
まだ完全に発見されていませんが・・・。

もしそうした推理が可能だとしたら、
SARSが広東省から起ったところを見ると、
既に何回も問題を起した広東省産の鶏と
かかわりがありそうです。
従ってもとを正せば
養鶏に使われる飼料にまで辿りつきます。
たとえば広東省で使われている飼料のとうもろこしが
遺伝子組換えによってつくられたもので、
それが鶏の免疫性に変化をもたらし、
新種のコロナ・ウイルスに犯される原因になったのかどうか、
一応は焦点をしぼって研究して見る必要があります。
もしそうでなければ犯人捜索は迷宮入りをしてしまいますが、
遺伝子の組換えから生じたとすれば、
バイオがもたらした新しい災害として
抜本的に洗いなおさなければならなくなります。
広東省の飼料メーカーが
外国から輸入しているとうもろこしが
遺伝子組換えによってつくられたものだとしたら
謎ときは一そう核心に迫ることになりそうですね。


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2003年5月17日(土)

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