第1123回
もう一ぺんはじめからやりましょう

「もしもしＱさん、Ｑさんよ」の９冊目が
ＮＴＴ出版から「外国で働きたくありませんか」と題して
単行本として出版されます。
恒例によって抽籤で10名の方に
著者のサイン入りの本をプレゼントしますので、
ご希望の方は www.9393.co.jp にお申し込み下さい。

「もしもしＱさん」も１冊目を
光文社のカッパ・ブックスからはじめて、
ＰＨＰ研究所、徳間書店と次々と流浪して、
今回はＮＴＴ出版にお願いすることになりました。
ちょうど他の出版社で私の担当をしていた編集者が
ＮＴＴ出版に移ったこともあって、
「ハイハイＱさんＱさんデス」の中で
目ぼしい作品の単行本化を引き受けてくれることになったので、
その第一陣を受け持つことになったのです。
抽選にもれた方はぜひ書店に足を運んで私の顔を立てて下さい。

９冊目に「外国で働きたくありませんか」
というタイトルをつけたのは、
グローバル化とデフレがもたらす変化に適応する
新しい生き方を追求しているうちに、
気がついたら生き甲斐のある働き場所の大半が
国境をこえていたからです。
もし今までのように
日本だけに根を下ろした発想に固執していたら、
メシのタネはドンドン小さくなって
お金の儲かる自信もなくなってしまうし、
働く職場もなくなってしまいます。
そこから一歩を踏み出して、
思い切って二つ以上の国にまたがって
行ったり来たりするようになると
途端に無数のアイデアが次から次へと浮かんできます。
なまじ高度経済成長の経験のある人は
過去の経験にがんじがらめにされてしまうので
最初の第一歩が踏み出せなくなってしまいます。

何事も最初の第一歩が大切なのです。
グローバル化の時代は異国の土を踏むことからはじまります。
過去にとらわれない人なら、
もちろん中年から上の人でもやれないことはありません。
でも何も知らない新人の方が却って足取りは早いでしょう。
老人だってはじめて年をとるのですから。
今日から新人になって未知の世界にとびこむことにしましょう。