第870回
並行輸入の情報を見たかったらどうぞ
外国の有名ブランド商品を日本で買うと、
現地で買う3倍もしていた時代があります。
デパートが主としてそういう商売のやり方をしていました。
私は自由港香港に住んでいたこともあり、
またよくヨーロッパ旅行に行っていましたので、
とてもそういう高い買物をする気になれず、
専ら旅行先で買うことにしていました。
でも陶器のような嵩張った上に壊れる心配のある商品は
旅行中、持って歩くわけに行きません。
カードで支払いをして航空便で送ってもらいましたが、
輸出の場合は消費税が免除されますので、
免除された分を航空運賃にあてると
何とかツーぺーになりました。
時とすると高い輸入税を日本に到着してから
郵便局の税関でかけられることがありましたが、
全くかからないこともあって、
「助かった!」
と胸を撫でおろすこともしばしばありました。
そのうちにカタログを見て、日本から注文を出し、
カードで支払うことを
向こうのお店が教えてくれるようになりました。
こうなると、何もわざわざヨーロッパまで出かけなくとも、
日本にいて、現地で買物するのと同じ値段で
買い物ができるようになりました。
さすがに日本のデパートも
いつまでも3倍の値段をつけてはおられなくなり、
香港まで買物に行かなくとも
間に合うような値段になりました。
グローバル化時代のこれが本来あるべき姿なんでしょう。
ところが、こんな時代になっても、
日本で自由に手に入らないものが
まだまだたくさんあります。
かつてのバイアグラがそうであったように、
薬事法とか、さまざまな規則で
日本国内で手に入らないものがあります。
特に薬品とか健康食品とか化粧品には
そういうものがたくさんあります。
そういうものは
並行輸入で輸入するよりほかありませんが、
どこでどんな物が売られているかは、
国境をこえて流される
インターネットの情報ということになります。
逆に言えば、
インターネットがそういう情報を流してくれますから、
そういう情報ばかり集めれば、
読んでくれる人がたくさんいると言うことですね。
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