第848回
「騙してもまだまだ騙せる日本人」が出ました

「騙してもまだまだ騙せる日本人」という
私が4年前に書いた本が光文社の「知恵の森文庫」から
文庫本で出版されましたのでお知らせ致します。

最近は中国ブームになったので、
中国に関する記事が多く見られるようになりました。
私のところへも、
中国における投資はどうすればよいということから、
中国人とのつきあい方に至るまで
色々な注文が舞い込んできます。
光文社でもここのところずっと
私の文庫本が好調に売れているので、
中国人とのつきあい方について
雑誌に載せてくれないかと依頼がありました。

そんな本ならもう5、6年前も前に
「実業の日本」誌に書いて、実業之日本社から
単行本として出版されていますよと言って、
「騙してもまだまだ騙せる日本人」を出して
担当者に見せました。
ちょっと突拍子もないタイトルなので
向うもびっくりしたようですが、
これは上海の日本人会の川柳大会で
一等賞になった一句です。
中国に駐在して仕事をするようになった日本人が
一杯食らわされても
まだまだ卒業できないでいる実感がこもっていて、
同じ経験をした人なら誰でも思い当ると見えて、
中国で働いている日本人から「読みましたよ」と
再三ならず挨拶されたことがあります。

しかし、よくよく考えてみたら、
それは中国人も日本人と同じだと思い込んだ
「違いのわからない人」の思い違いであって、
どちらにも言い分があります。
グローバル化とは違った環境に育った人が
ごちゃまぜになって一緒に仕事をする時代ですから、
こうしたすれ違いは
やがてだんだん是正されることになるでしょう。
そのためには先ずお互いにどこが違うかを
よく理解することからスタートしなければなりません。

籤にあたらなかった人はご足労でも
本屋さんに足を運んで下さい。
お互いに勘違いをしないですむためにも、
先ずお互いに如何に違うかというところから
はじめることにしましょう。


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2002年7月6日(土)

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