第820回
シルクロードの旅行に行きませんか

チベットに一緒に旅行に行く人も勢揃いをして、
そろそろ出発する日も迫りましたが、
出発する前に、
次の旅行のスケジュールがきまりましたので、
お知らせを致します。

7月は個人だけのスケジュールで動きますが、
8月は敦煌と蘭州に行きます。
敦煌はご存じのように
シルクロードの通り路にあるオアシスの都市であり、
漢の武帝が匈奴を討つために
軍事的な拠点にしたところです。
いま多くの観光客を魅きつけている石窟芸術は
後漢の武帝の頃からはじまって、
東西交易の隊商が盛んに往来した唐代に
完成を見たものです。

かなり昔、井上靖さんから「楼蘭」続いて「敦煌」という
2冊の小説集をいただいて以来、
一度は行って見たいと思っていましたが、
そのまた遠方にあるトゥルーファンやウルムチの方が
前になってしまって、
いままで機会を得ませんでした。
でも昨今は北京から敦煌まで
直航の飛行便もあるようになりましたから、
飛行機賃がよけいにかかるだけで、
さほど遠いという感覚はありません。

8月9日(金)に成田と関西空港から出発して
先ず北京にとび、北京に2泊して、
11日(日)に北京から敦煌にとびます。
北京ではちょうど休日にあたるので、
中国のシリコン・バレー、中関村は
街の中を覗く程度になってしまいます。
何しろ半導体関係の会社だけでも
この3年に1万社以上にもなりましたから
頤和園に行く通り路に寄るだけでも驚きでしょう。

敦煌には2日泊って、莫高窟から玉門関まで
一通り名門旧蹟を訪問し、
13日(火)にはシルクロードの玄関である
蘭州にとびます。
三蔵法師もマルコポーロも、
天馬を求めて西へ進んだ張騫もここを通っています。
翌14日(水)には蘭州から上海にとんで、
15日は上海で証券取引所の見学をしたり、
中国株の説明をきき、
16日に上海からそれぞれの出発空港に戻ります。
ちょうどお盆の最中ですが、
休みを利用して中国投資視察団に参加されたいお方は
どうぞ邱永漢アジア交流センターにお申し込み下さい。
TEL03-3400-9393


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2002年6月8日(土)

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