第792回
チベットに好奇心のある人はどうぞ
昔、帆掛船で航海をした人々は
貿易風に乗ることを心掛けました。
いまは逆風でも、
平気で航海ができるようになりましたから、
風向きをそんなに気にしない人がふえています。
でもデフレの風が中国から吹いてきて、
そう簡単におさまらないことがわかれば、
風上がどうなっているか、
見に行く必要があると思いませんか。
私はいままで多くの人を中国視察旅行に誘ってきましたが、
それは百聞一見に如かずと信じているからです。
人を案内することは、
案内する人にとっても勉強になることですが、
いつも同じコースでなく、
行ったことのないところを加えるのは、
私にとっても新しい発見につながるのです。
5月はお休みにしましたが
(と言っても私は身内だけで北京・上海・温州に出かけ、
上海でいま話題をさらっている
「新天地」を開発している
香港の瑞安集団の董事長さんにも
その開発プランをききに行くことになっていますが)
6月には皆さんをお連れして
チベットのラサまで足をのばします。
このことについては先月のこの欄で既にふれましたが、
6月13日(木)に成田と関西空港を出発し、
北京に2泊、15日に北京から成都にとんで、
成都に1泊します。
というのもラサにとぶ飛行機は
成都を朝の7時に出発するので、
どうしても成都に1泊する必要があるのです。
チベットには3泊しますが、
ラサのポタラ宮に行くのはもとよりのこと、
シガツェくらいまでは行こうと
目下プランを練っているところです。
19日にラサから成都に戻りますが、
これも朝が早いので成都で飛行機を乗りついで
その日のうちに上海に到着することができます。
翌日、上海で証券会社の人から
中国株の解説をしていただき、
続いて私が中国事情について講演をします。
その次の22日に上海を発って
それぞれの出発空港に戻ります。
もうほとんど参加者はきまりましたが、
あと数人のスペースがありますので、ご希望の方は
邱永漢アジア交流センター(03-3400-9393)
に申し込んで下さい。
スケジュール表をお送りします。
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