第333回
成都でイタリア料理屋が大繁盛

イタリア料理は中国で小資本でできる商売の1つだと
私は思っています。
北京や上海の方が外国人との接触が多く、
外国人が食事に来てくれる頻度も多いので、
店をひらくのは北京や上海だろうと私も見ていました。

ところが、つい最近、揚子江を遥かにさかのぼった
内陸にある成都に行ったら、
成都でピザハウスをひらいた人が大当たりに当って
とても繁盛しているという話をききました。
四川省の発電所の工事に雇われてきた
イタリア人エンジニアと結婚した中国人女性が
ピザの配達をするイタリア料理屋をつくったら、
月に人民元で100万元(1元は13円)も
売上げがあるようになったそうです。
レストランで働いている人のサラリーが
1万円かそこらのところで、
月に1300万円も売上げがあったら大へんなことです。

イタリア料理屋なんか思いもよらないところでひらいた
イタリア料理屋だから珍しいのかも知れません。
デパートをひらくなら上海か北京が常識という時代に
私がイトーヨーカ堂を誘って
成都にデパートをつくってもらいましたが、
これが金土日祭日になると、
足の踏み場もないくらい大混雑になるんですね。
それと同じ論理かも知れません。

話をきいた途端に、
イトーヨーカ堂と同じビルの中でピザハウスをひらく
日本人はいないものかと思いつきました。
場所もあるし、キッチンもあるし、
お客もわんさと入るところです。
60坪くらい客席があるスペースを少々イタリア風に
デザインの手直しをすれば間に合います。
あとはピザを焼くかまさえ設備すれば、
最少の投資ですぐにもスタートできます。
資本がなければ、お金を出してくれる人は
私が一声かければすぐに集まります。
あとはピザやスパゲッティを
うまく料理できることができるのと、
イタリアで磨いた腕を発揮できれば
それだけでやって行けるでしょう。
問題はやる気があるかどうかです。
やる気のある人は申し出て下さい。
独立自営でも共同出資でもやり方はいくらでもあります。


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2001年2月6日(火)

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