第214回
インターネットで癌治療の手がかり

世の中が大きく変わっていますので、
時代から取り残された企業は苦戦しています。
そのへんだけ見ていると、
「世もおしまいか」という気になってしまいますが、
別の面から見ると、ITをはじめ成長する産業は
ドンドン勢いづいています。

また工業化がほぼ飽和点に近づいた日本では、
成長のスピードは落ちてしまいましたが、
工業生産に注ぎ込んできた日本人のエネルギーは、
サービス産業とサービスの向上に振り向けられるので、
日本のサービス産業も、工業や流通業のサービスも
目立って高度化すると私は見ています。

たとえば、老化に伴う介護産業への関心はとみに高まり、
なかにはあやしげなプランをひっさげて
株式市場で巨額の資金を集めた企業もありますが、
中高年層の健康問題が
サービス産業の中心テーマになることは
ほとんど間違いないでしょう。

インターネットという情報の乗り物は、
健康情報の相互交換に役立つだろうと
問題提起をしたことがありますが、
私の友人で元「週刊ポスト」の編集長をやっていた
関根進さんという人が
食道癌だと医者に宣言されたことがあります。
切開手術をすすめられましたが、
たとえ手術や放射線治療をやっても
絶体絶命なことはいまの常識です。

ご本人は何としても切開手術は避けたかったし、
癌治療の画期的な情報はないものかと
インターネットの将来性に着目して
NECのプロバイダーとかかわっていましたから、
インターネットはお手のものでした。
そうしたら、長白山脈の薬草から
王振国という漢方医がつくった
「天仙液」というのを飲んで全治した癌患者が
中国にたくさんいるという情報にぶつかったんですね。

藁をもつかむ思いで「天仙液」を手に入れ、
処方通りに飲んだら、あらあら不思議、
2ヶ月あまりで奇跡的なことが起ったんですね。
詳しくは関根さんの
「母はボケ、俺はガン」(日経BP社)
「ガンは宿命、癒しは運命」(太陽出版企画)
を読んで下さい。


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