第209回
誰か日本語学校の経営やりませんか

前文のも書いた通り、秘書のつとまる人を
1名乃至2名求めていますが、
そのほかに次のことに興味があって
喜んで仕事そしてくれる人を探しています。

1人は先ず東京で日本語学校のマネージメントを
やってくれる人。
私は台湾・中国をはじめ東南アジア各地から
日本に留学に来る若者が急増することを想定して
十何年前に代々木公園駅前に邱永漢日本語専門学校を
つくったことがあります。
学校経営は学校法人か個人経営の2つしか選択肢がなく、
バブルの最中でしたから小規模な校舎を建てても
5億円や10億円はすぐにかかってしまう時代でした。
私は将来のことを考えて無理算段をして
個人で校舎を建て、日本語学校をつくったのです。

ところが、当時は外国留学に来た青年たちが
将来、国に帰ったら重要な地位に就くのだから
何をさしおいても日本に好印象を
持ってもらわなければと考えるより、
入国管理局は留学生の名目の下に
海外から出稼ぎに来ることを防ぐために
留学生の入国をきびしく制限したのです。
そのため学校経営が成り立つだけの留学生を
確保することができず、
私は個人で1年に3千万円ずつの赤字を5年も続けました。

6年目に中国大陸からの留学生50人余りに
それぞれ身元保証人が必要だと言われて、
年収700万円以上ある友人という友人に頼んで
保証人になってもらったのですが、
1人残らず入国を否決されてしまいました。
そうなると、年間赤字が5千万円をこえることになり、
私の年間所得をオーバーして
私が生活できなくなってしまうので、
やむを得ず学校を閉鎖してしまいました。

ところが、10年たって漸く日本政府も
留学生を大事にしなければならないことに気づき
最近、留学生に門戸をひらく方向に動きはじめたのです。
私のつくった小さな校舎が
また息を吹きかえす時期が来たらしいのです。
そのマネージメントをしてくれる人が必要になったんです。
熱意があればシロウトでもできる仕事です。

注:お問い合わせは直接邱永漢事務所にお願いします。
   住所:東京都渋谷区渋谷1−6−10
   TEL:03−3400−9393
   FAX:03−3407−4462


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