お金の貯まる人はここが違う

お金との"付き合い方"指南

第94回
愛想のない女性と一緒にいると、お金もツキもどんどん逃げていく

むかしから「女房が悪けりゃ百年の不作」と言いますが、不思議なものですね、
一緒になる相手によって人間のツキが変わってくることがあります。
ある女性と一緒になったり、恋仲になったりしたとたんに金銭面で思わぬ損をしたり、
仕事で失敗がつづいたり、さんざんな目にあうことがあります。

どの人がどんな運をもたらすかは、
実際に一緒になってみないとわからないものです。
そういうわけでもないでしょうが、
最近では、一緒になるとしても結婚してから一緒になるのでなく、
そのまえに試験結婚からはじめるカップルが多くなりました。
考えてみると、このほうが合理的ですね。
平均寿命も延びていることだし、いきなり結婚をして、
あとになってから、この人と一緒じゃ一生たたると気がつくのではおそすぎます。

知り合ったとたんにすぐ一緒になって、
もうイヤになったから別れるというより、
さきにお互いに味だめしをしてみて、
これなら長つづきすると自信を持ってから一緒になるほうが、
ケガがなくてよいと思います。
ツキを呼ぶか呼ばないかの一つの目安は、
その女性が愛想がいいか悪いかということがあります。
もちろん、愛想のよいほうがいいにきまっている。
一緒になった奥さん次第で、
友だちが寄りつくようになったり逆に離れていったりすることは、
よくあることです。

奥さんの電話の応対が愛想よければ相手に好印象を与えるし、
仕事の関係もうまくいくようになります。
反対に、家へ帰るといつも不景気な顔をしている奥さんでは、
家へ帰るのがだんだん億劫になってきます。
アメリカでもそうですが、とくに中国では、
かならずといっていいほど、つきあいは家族単位で行ないます。
だから、奥さんはつきあいの主要メンバーなのです。
仕事でつきあっている人も家に呼びますし、
外で食事をするときも奥さんが一緒に招ばれます。

私が台湾に行くとき、女房を連れていけば、
友人たちも一人残らず奥さんを同伴してきます。
相手の奥さんを見て、「あ、この人は感じ悪いな」
「ちょっと無愛想すぎるな」とか思ったら、
つぎにはその夫婦はご遠慮願おうか、ということもありうるわけです。
ですから、これから結婚する若い人に言いたいんですが、
結婚するまえにテスト期間を設け、
自分たちがうまくやっていけるかどうかを
先に確認しておいたほうがよいしばらくつきあってみて、
どうもしっくりいきそうにないとわかれば、
結婚はやめておいたほうがよい。
そうした生き方は、打算的じゃないと思うんです。





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2016年3月14日(月

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