第1114回
指数の安値
株価の底値というのは株価指数が大きく下がったなら、
その時点で多くの企業の株価が下がりますので、
そこが安値となります。
ですが自分が投資した企業が
株価指数が大きく下がった時点ではなく
他の日になる場合だってあるでしょう。
そうなれば株価指数で大きく下がった日と
自分が投資した企業の底値株価が違ってくるのですから
当てが外れた結果となります。
ですので株価指数が大きく下がったから
そこが底値となったのは指数の動きで
実際の投資では、
その近辺が自分が投資した企業の株価が底値になった、
あるいは底値近辺をうろついていると考えたほうがいいでしょう。
毎日の株価の変動を見ていると大きく株価指数が下げても、
株価が上がっている企業があります。
この時点で中国株投資を考えるのであれば
株価指数が底値を見極めるのではなく
投資したい企業の株価の底値近辺を見極めていったほうが
良いに決まっています。
ですから株価指数でも底値だと思えた時期は
積極的に購入を検討できます。
指数の安値ではハンセン指数が10月27日の10676.290ポイント、
H株指数は10月27日の4792.370ポイント、
上海B株指数では10月28日の86.444ポイントとなっており、
底値では10月27日、10月28日となっています。
その後の指数の流れでは
12月17日の香港H株指数は8372.260ポイントと
10月27日の4792.370ポイントに対して74%上がっています。
12月17日の上海B株指数は115.551ポイントと
10月28日の86.444ポイントから33%上がっています。
2008年に底値を打ったと
(この近辺の記事は第1073回参照)見るのなら、
株価でも若干上がってきてはいますが、
まだ今の安値圏内は投資の時期と見ることができます。
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