第1026回
ペトロチャイナが大型油田を発見
中国で大手石油化学グループ企業の
ペトロチャイナ(コード:0857)が
渤海湾沖で大型油田を発見したと5月4日に報道されました。
新油田の確認埋蔵量は4億507万トンで、
この数字は過去30年間中国で発見された油田のなかで最大級であり、
2006年末時点のペトロチャイナの
推定埋蔵量の12.8%に相当します。
また、中国の石油・ガス貯蔵量の約10%に相当に値します。
5月3日の終値は8.92香港ドルでした。
5月4日には大型油田を発見したとの報道で
売買株数でも11億株以上の大商いを伴ない、
株価でも前日比14%高の10.16香港ドルで取引を終えていました。
さすがに株価でも上げすぎたためその後は値下りしています。
新油田から収益が見込めるのは2年後以降になりそうですが、
生産量では増産していくことが確実です。
今回の新油田発見のニュースは、
長期投資できる企業として見る事が
なおさらできるようになったことを意味しています。
ペトロチャイナは配当利回りでも3%を越えていますので
長期投資向きの企業です。
ペトロチャイナの配当利回りは現在3.6%前後となっています。
過去のような高い配当利回りではありませんが、
3%程度を狙っていくのでしたら十分可能です。
2003年のときのペトロチャイナの株価は2香港ドル以下でしたが、
売上高、一株利益でも当時から順調に伸びてきているのですから
株価も上げてバランスが取れます。
ペトロチャイナに対しては前からいってきましたが、
短期投資ではなく、長期投資で考える銘柄です。
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