第999回
一歩引いて見る
中国本土のB株企業に対して
海外の投資家は「非流通株改革」で
中国本土の投資家に対しては
中国本土A株企業に投資している株価がB株株価に対して高いとして
海外の投資家、またはB株に投資している中国本土の投資家には
A株投資に対しては割り当てがありました。
また、A株より高い株価となっている企業のB株投資家にも
割り当てがありませんでした。
(例外の企業もありましたが)
これだっておかしいことです。
人気があろうがなかろうが、
逆にB株の株価が高かった企業に対しても
非流通株改革に対して対応は同じであってもいいはずです。
ですが、対応が変わることはありませんでした。
つまり、中国人の投資家には恩恵を与えるが、
海外の投資家に対しては
“全く無視するという現実”が起きています。
だからといって中国企業全部に投資できないかといえば
そうはならないでしょうが。
日本でも日興コーディアルが不正会計をしたことで
上場廃止になる可能性がありましたが、
結局は上場廃止にはなっていません。
(上場廃止になるのが良かったかどうかは別としても)
この点でも疑問が残ります。
また、北朝鮮問題にしても拉致問題、偽造貨幣、
一般市民が貧困時代には
1年で300万人以上が餓死したといわれています。
常識で考えればほかの国の人を拉致したり、
偽造貨幣を造っているような国が信用できるかといえば
できないでしょう。
北朝鮮に対しては核問題もあります。
ですが、北朝鮮の資源に対して中国やアメリカが関心を寄せており、
投資妙味があると見ています。
このような点からも今後すぐには解決できないでしょうが、
本来は毅然とした態度で対応していくことが
双方の国民にとって一番いいのですが。
つまり、ひとつのことが正しかったとしても、
他の部分で利益につながらない、
逆に利益につながるなら
他のことを犠牲にしても利益を最優先するという体質があります。
投資家にとって困るのは小手先だけ表現を変えて、
投資家の利益を奪っていくような行為を行っている企業です。
コフコ・インターナショナルに対して投資でも
『今後は一歩引いて』見ていったほうがいいでしょう。
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