第982回
長期で見た株安
中国株式市場から始まったといわれる
世界同時株安懸念から株価が大きく下がっていけば
一緒に優良企業の株価も下がっていきます。
こんなときには安く優良企業の株を購入できるのですから
喜んで投資ができます。
世界の株価が下げて今後も中国株式市場の株価が急落していけば
投資できるチャンスが大きく広がってきたことになります。
こんなチャンスを逃がす手はありません。
私の出版本の「中国株で1億円儲けた」にも書いていますが、
1999年に中国の株式市場が大きく下げたときこそ
手元にあるお金を中国株購入する資金に当てていました。
そうはいっても私自身大きな投資金額があるわけではありません。
少しずつですが貯めたお金で中国株を購入していっただけです。
ですが、この安値時期に購入した株が
その後大きく上昇してきたために
ある程度大きく利益を膨らませていくことができました。
では1999年大きく下げた時期になぜ購入していけたかといえば
中国株に一番最初に投資した
1994年の時期から見ていく必要があります。
日本の株式市場ではなくて中国株式市場に投資を考えていくなら
中国という国が世界の中で成長していける国かどうか、
今後世界の中で
中国市場はどういった役割を果たしていけるようになるか、
1994年に約3ヶ月程度調べ
今後中国は発展していける国であるという確信ができてから
投資を始めたのです。
株式投資でも短期で利益を追求していくことと、
長期度投資を考えるときには
物事に対する基本的な考え方が大きく違ってきます。
今後中国が40〜50年間は成長していける市場だと判断したのなら
そのスパンで中国株式市場の成長を見ていくことになります。
株式市場で数ヶ月で上げていく、下げていくということは普通です。
長期で見れば数年間単位で
今は株価でも割高感があるのか、そうでないのか見て
中国株を安く購入できる時期か
そうでないかを見ていく必要があります。
また、株価が下げている時にはなぜ下げているのか、
その原因を見ていけば
買い時かそうではないかはおおよそ検討がつきます。
今回は中国株式市場から始まったといわれている
世界同時株安懸念から
世界の株価指数が上げてきたための警戒感からの調整局面ですから
そう長い間下げていくという可能性は低いでしょう。
今回のことで
中国株式市場の株価が大きく下げていくようなことがあれば
投資するには非常にいい条件ができるでしょう。
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