第852回
配当金を再度投資すると
株式投資で投資した企業の配当金が入ってきたなら
その配当金を再度投資していくことによって、
投資した企業が伸びていけば配当金も上がっていき、
配当利回りも上がっていきます。
年間の配当金が3万円あったとして、
3万円投資した企業が1年後配当利回りで5%を出したなら
1500円を受け取ることができます。
1年目に投資した企業が3万円配当金を出し
配当金の3万円を更に投資した企業が1500円の配当金を出したなら
その年の配当金を足した合計金額は3万1500円です。
その次の年も3万円の配当金を再投資して5%を出したなら
1500円増えていきます。
前の年に配当金を3000円投資した企業が5%の配当を出したなら
1575円が配当金としてつきます。
2年間分合わせて3075円が配当金になります。
75円分ですが、着実に配当金額に対しても
お金が増えていっているのがわかります。
自己資金でも3万円を投資したなら
配当金が1年間で3000円つきます。
2年間でしたら配当金を含めると投資資金が12万円で
配当金が6150円つきます。
もし配当金の3万円を10年間再投資したなら30万円になります。
配当金が年間5%ずつついたなら総配当金額は1万8863円つきます。
合計で31万8863円になります。
自己資金で毎年3万円投資したなら同じ配当金額になりますので
合計で63万7726円になります。
10年間で3万7726円が配当金でつきます。
この配当金額が高いか低いか、
また投資魅力のある数字かどうかといえば
各個人の考え方があるでしょうから答えは人によって違ってきます。
配当金額でも10年間で3万7726円しかつかないようだったなら
魅力がないようにも見えます。
では、その100倍の毎年配当金が300万円ついて
時期資金でも毎年300万円ずつ投資していったらどうでしょうか。
投資金額では6000万円になりますが、
配当金で増えた金額も377万2600円になります。
この377万2600円が投資した金額に対する10年間の配当金額です。
金額の大きさだけを見ますとすごく魅力を感じるでしょう。
ですが、その元は月に直すと2500円分で
自己投資資金でも3万円に対し配当金額も100倍違うだけなのです。
単に倍数が違っただけであって
数字の上ではなんら変わりがありません。
たかが年間3万円の配当という前に、
現実でも長期でしたら大きく膨らませていけるのが
3万円投資の内側に潜んでいます。
<次回に続く>
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