第759回
1.50香港ドル
シンアオガスの2003年1月頃の株価は1.50香港ドルでした。
現在のシンアオガスの株価は7香港ドルを超えており、
7.5香港ドル前後となっています。
この5年の間に5倍程度値上がりしています。
では、2003年1月の株価から5倍ほど値上がりした株価でも
シンアオガスの企業に投資はできるでしょうか。
結論から言えば購入を検討できます。
売上高でもEPS(一株利益)でも業績では伸びてきています。
また2004年決算からは配当も出し始めました。
業績の伸びとともに株価も上昇してきました。
伸びていく企業には投資が検討できます。
間違った投資の仕方では、
株価でも昔の安値時期を忘れられずに
そこまで下がったなら購入しよう、という投資の仕方です。
過去の1.50香港ドルだった株価まで戻ることを期待していたなら、
まずその株価まで戻ることはありませんでしたので
投資はできなかったでしょう。
過去の株価の数字にこだわり続けてはいけません。
現在の企業価値と、株価を見比べ投資判断をしていくことです。
中国政府は石炭に変わって天然ガスへの転換を積極的に進めており、
今後10年間は天然ガス需要が急増すると予想しています。
シンアオガスの事業エリア人口に対して
都市ガス普及率は8.6%程度で開拓余地が大きく、
現在のカバー人口は300万人となっています。
2006年1月には福建省の都市ガス事業に3億元を投資し、
都市ガス供給会社を設立と発表しています。
今後も業績は順調に伸びていくことが予想できます。
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