イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第571回
開拓途中の国に投資妙味がある

経済成長していく国には世界のお金が流れ込んでいきます。
時代の流れとともに各国の経済も成長するとともに
株式市場も大きくなっていきます。
株式市場でも世界をまたにかけて
利益を追求していく市場へと今後一層進んでいきます。
国際化の流れと共に
世界のお金がどこに向かって流れていこうとしているのかを
見ておくことが投資でも大事です。

今の時代は
アメリカに行くのに1日以上かかっている時代とは違います。
銀行でも昔はお金を引き出すのに
通帳と印鑑を持っていき窓口で手続きをする
ということすら今の若者なら記憶にないでしょう。
ですが20年位前まではそれが当たり前でした。
今は銀行でお金を引き出すにしてもATMで引き出します。
またパソコンからも手続きが出来ます。

株式市場だって昔はアメリカの株式に投資していたのは
一部の人に限られていました。
今では証券会社に口座さえ開いていれば自由に売買できます。
今までは日本の株式市場にとらわれていた投資家も
世界の国の中から投資ができる国に対しては
積極的に投資を考えられる時代です。
日本の投資家の中には海外の国は信用できないから
投資は考えられないという人が多いのも事実です。
そのような投資家の方は
無理に海外の国に投資をする必要はないと思います。
実際投資家心理としても
日本の企業でしたら安心できる人が多いでしょうし
手数料だって海外のほうが割高のところが多い国がほとんどです。
また為替でのリスクもあります。

ですが株式投資で利益を大きく膨らませていくには
日本の株式市場では難しくなっています。
大きく発展していく企業は日本よりも海外の国のほうが、
特に中国は
今後伸びていく可能性が大きい企業が多く上場していますので
株式投資では魅力がある国です。

また株式投資では日本の企業に投資しようが、
海外の国の企業に投資しようが同じリスクをおっての投資です。
中国の企業は農業でいえば
少しずつ土地を開拓していっている段階です。
取れる農作物だって今はそんなに多いわけではありません。
ですが今後開拓していくことによって
開拓面積が広がって収穫できる作物も増えていきます。
そのような企業が多いのが中国の企業です。
一方日本では
農地の開拓がすんで取れる作物が一定になった。
そのような企業が多いのが日本の企業です。
株式投資で利益を出すのであれば
一定の作物が取れてこの先あまり収穫が増えないところより、
まだ作物の取れる量は少なくとも
今後多くの作物が取れるようになるところに投資したほうが
利益を膨らませてくれます。
投資結果は今後数年間か十数年後には
大きな違いになってでてくることになるでしょう。

投資方法でも今は日本市場への株式投資と
中国の株式市場に投資するのにそう大差はありません。
相対取引かパソコンの画面上でも売買が出来ます。
株式投資でも日本の株式市場だけを見ていくのではなく
海外の株式投資も視野に入れてもいい時代です。
世界の株式市場への投資は
私達にどんどん身近になってきているのです。
後は投資家が世界の株式市場に対してどのように見ていくかです。
リスクがありながらも大きなリターンを求めるのであれば
中国株投資も視野に入れてもいいでしょう。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年8月15日(月)

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