イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第539回
海外企業と中国企業

中国企業の中では
中国国内単独で営業を行なっていく企業もあるでしょうが、
海外に進出していく企業も多く出てきています。
中国企業でも単独で海外進出していく企業もあります。
このほかに海外の企業と提携して
営業を行っていく企業もあります。
中国企業が海外の企業を買収して子会社化する企業も出ています。
また、海外の企業が中国企業を買収し
子会社化する企業も出ています。

このように経済が成長して企業も成長できるような市場では
国内の企業だけではなく
海外の企業との連携が深くなっていきます。
ここでは中国企業の成長だけではなく
提携先の海外企業の動向も
見ていくことが必要になってきます。
提携先の売上げや利益率、企業の成長性、業界でのシェアーなども
投資をしていく上で判断材料になってきます。
中国の経済が世界経済との結びつきが強くなるほど
この傾向は増していくでしょう。
中国企業の中では海外戦略進出を視野に営業展開を行い、
一部の企業の白物家電メーカーやPC関連企業は
中国だけではなく海外市場の中で
如何に企業として成長していけるか、
生き残っていけるかが明暗を分ける企業(業種)もあります。
インフラ企業やエネルギー関連企業では原材料確保、
また石油などは輸入拡大できるかが鍵の企業もあります。
この流れはここ数年の間急速に伸びてきました。
今後はもっと伸びていくことになるでしょう。

輸入輸出が多くなれば原材料や製品、商品価格も
お互いの国の利益を天秤にかけて
価格が決定していくようになるでしょう。
ますます中国と各国との
経済や企業との結びつきが強くなっていくのはこれからです。
中国企業に投資していく上で
外国企業との結びつきと利益の配分を見ながら
投資できる企業を選んでいく時代に入ってきています。
ですが、このような結びつきが強くなるということは
中国という国自体が改革開放を迫られて
世界の標準的な国家に組み入れられていくことでもあります。
中国の株式市場自体も少しずつですが
開放に向かって行くことになります。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年6月30日(木)

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