イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第514
始まり

物事には始まりと終わりがあります。
中国の為替でいえば現在の元が切り上がり
最終的に為替変動相場制まで移行するまででしょうが、
たとえ移行したとしても
そこが終わりではなく次の始まりになります。
またそこまで長期のことを考えるのでなく
身近で見ても現在進行している出来事が多くあります。
現時点では中国政府の住宅バブルに対しての警戒です。
また、アメリカでは現在短期金利の引き上げが続いていくでしょう。

米連邦準備理事会(FRB)が
連邦公開市場委員会(FOMC)で
政策金利を0.25ポイント引き上げたことで
中国人民銀行(中央銀行)は
米ドルと香港ドル建ての少額預金の金利を
小幅ですが引き上げると発表しました。
アメリカでは現在短期金利の引き上げが
秋ごろまで続いていく可能性が出ています。

金利が引き上がりますと
株式市場に投資している資金は預金のほうに回っていきますので
株価指数でも下がっていく可能性が大きいでしょう。
ですが、秋ごろに短期金利の上昇が終われば
株式市場に投資資金が戻ってくる可能性があります。
そのころには株価でも上がっていく可能性が出てきます。
またそれまでに中国政府が元の金利引き上げを発表すれば
株式市場へ資金が入ってきて上がっていく可能性もあります。
株価が上がっていく要素はひとつだけではありませんし、
下がっていく場合も同様です。
いろいろな要素が絡み合って株価は変動していきますが、
その中でこれから始まる出来事と終わっていく出来事があります。
そのような出来事の中で
一番株式市場にとって影響のあるもので
今後株価が下がっていくかどうかを大まかですが、
全体に判断できるような場合があります。
また、投資に対しての対策を考えることもできます。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年5月26日(木)

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