第385回
アメリカの投資家が中国株を購入
アメリカの投資家、ウォーレン・バフェット氏が
11月9日に
中国人寿保険(コード:2628)の北京本社を訪れました。
今回の訪問は中国保険業協会の招待によるものですが、
今回同社を訪れたことにより
中国人寿保険に資本参加するのではないのか、
という憶測が飛びました。
では今回の真実はどうだったのでしょうか。
中国人寿保険の副総経理 李良温氏は、
海外の戦略的投資家の引き入れについては
現在協議中であるといっています。
ですが内容的には相手方と保秘協議を結んでいるため、
話すことはできない、といっています。
ウォーレン・バフェット氏が
今後同社株に投資するかどうかは未定です。
ですが、可能性としては否定できません。
中国人寿保険は中国の生命保険業界最大手企業で、
親会社と合わせますとダントツの1位です。
バフェット氏はこのような企業が好きです。
バフェット氏が2003年4月に
ペトロチャイナ(コード:0857)の株を買い増した際に
バフェット氏は同社の3位株主となっています。
バフェット氏がペトロチャイナの株を購入した価格は
2香港ドル以下でしたが
現在の株価は4香港ドルを越えていますので
2倍以上になっています。
私自身もバフェット氏が購入する前に同社株を購入しています。
バフェット氏が購入するよりも前に購入していますので
株価でもバフェット氏購入価格よりも安く購入しました。
ではなぜ私自身同社株に投資したのでしょうか。
理由は簡単です。
中国の経済発展には石油関連業種が必要だったからです。
株投資を考える時には
身近な事件や業績を考えることも大事ですが、
この先何年、何十年伸びていくことができる業種であるかを
見ていくことが重要です。
特に長期で投資を考えるのであれば
絶対切り離すことなどできません。
基本は実は簡単なところから見て判断することが必要です。
株に投資する企業を選択する時に
情報として何万ページ、何十万ページの資料があったとしても
それを活用できなければゼロと同じです。
全く意味がありませんし、読み間違えた時には利益になりません。
中国が発展していく上で欠かせない業種、企業から
投資を考えていくことで
伸びていくことが確定的な企業を見分けることができます。
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