第380回
1〜9月期決算から その5
・浙江東南発電(コード:900949)
売上高 --- 13億8084万4459元 前年同期比 9.5%減
純利益 --- 1億8953万6557元 前年同期比 39.8%減
今期の中間期では29.2%増益でしたが、
第三四半期では減益でした。
また、天然ガス開発会社に1500万元増資して
業務拡張にも手をつけています。
・広東電力(コード:200539)
売上高 --- 51億7869万2332元 前年同期比 +17.02%
純利益 --- 7億4542万9655元 前年同期比 −24.28%
広東省で最大規模の電力会社で
利益に関しては浙江東南発電と同じで
原材料価格上昇で収益は圧迫されています。
浙江東南発電は広東省粤電集団と共同で
深セン市広前公司へ参加し、
深セン前湾LNG発電所建設を進める計画でもあります。
今後も発電所建設を行い発電量は伸びていくでしょう。
広東電力は親会社の広東省粤電集団有限公司と
新会社を設立します。
新会社は電力プロジェクトの投資建設、
経営、発電、販売などを行います。
今回は広東恵来発電所プロジェクトの前期工事1期工事として
まず600MW×2基(投資額は62億元)の建設を行います。
そのほかにも、広東電力は
50%子会社の広東省韶関九号発電機組合営有限公司の3社と
リース契約を交し、
広東電力は100%保有する竜黄沖灰場を賃貸します。
リース期間は5年間で
2004年の年間賃貸収入は1,700万元となっています。
電力企業は短期で見ていく業種ではありません。
今期は原材料価格上昇で収益は圧迫されて低くなっています。
株価では安いときが購入するチャンスです。
広東電力の昨年2003年の一株利益に対する配当金は0.25元でした。
今年同じ配当金を出したとすると
現在の株価は4香港ドル程度ですから
配当利回りでは5%程度になります。
配当利回りでも魅力があります。
長期投資で考えたときには
電力株は配当利回りでも投資できる企業です。
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