| 第364回日本でも1990年頃はまだまだ経済でも元気があった時期です。金利と株価
 日本も経済が発展しているときには銀行金利の利子も高く、
 3、5年物定期では5,6%の時代がありました。
 最も高かったのは日本長期信用銀行が出していた3、5年物で
 ビッグ、ワイドという商品で
 一時は8、9%程度の商品がありました。
 特に1990年10月に売り出したワイドは
 半年複利の5年満期で9.606%という超高金利商品もでて
 大きく話題になりました。
 このような時代の時に中国株で配当金での利回りが年率で2.452%と5.298%程度だったとしたら
 日本の銀行に預けておいた方がずうっと高利回りですから
 日本の銀行に預けた方が得だと考えることができます。
 ですが、それ以降日本の景気減速に伴ない銀行金利は大きく下げています。
 日本の銀行金利で普通の金利は0.03%程度です。
 普通の商品でしたら3年物で
 0.30%から0.50%程度がほとんどでしょう。
 少し高い商品でも1年間でもし利回りが1%が付けば
 非常に高い商品です。
 日本で銀行に預けて1%程度の利回りになるのと中国株企業の配当金で年利率で2.452%と5.298%付くのとでは
 どちらの方が魅力があるでしょうか。
 普通金利0.03%と配当金での差は
 銀行金利の82倍から176倍程度の差があります。
 3年物で0.30%の定期でしたら
 8.17倍から17.6倍の差が出てきます。
 ですから今の時点の
 日本の銀行の金利と中国株の配当利回りを見比べた時には
 中国株の配当利回りの方に魅力があります。
 ですが、一般には株式投資では配当金でも毎年変動するので危険ではないか、と心配する人がいるでしょう。
 ですが、銀行金利だって市場経済によって変動しているのですから
 変動に関してはそう差はありません。
 この場合には国の成長度合いを見ていくほうによほど気をつけなくてはいけません。
 国が高度成長できる市場では金利も高くなっていくのが普通です。
 また、企業の成長率が高くなってきます。
 かつての日本の経済が高度成長で発展してきたとき、
 銀行金利も高かったことでもわかります。
 日本の銀行金利と配当金での利回りではこの場合配当金での魅力の方に勝ち目があります。
 <次回に続く> |