イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第354回
消費と資産

家の改築費や家のローンからは利益は生まれてきません。
消費の部分に当たります。
家の購入でもそうです。
資産の一部にはなるかもしれませんが利益は生んでくれません。
利益を生んでくれるというのは、
例えば家の一部を賃貸しにして収入が入ってくる、
またはマンション経営でしたら
そこから収益がうまれてきます。
株式投資に回すということは
そこから利益が生まれてくる条件を備えています。
ですから200万円のうち100万円分で済むものなら
使う金額を100万円分にしておいて
残りを資産を増やすように使っていくほうがいいでしょう。

家の修繕や改築が終わったとしても
それで終わったわけではありません。
終わった時点からまた家は傷んでいきます。
数年後ではないでしょうが、
数十年後にはまた改築をしなければいけません。
生きている限り、使用している間は付きまとってきます。
また家の購入に関しても
普通はローンを長年にわたって返済していかなくてはいけません。
ローンの返済だけにお金を使っていたときには
定年になっているかもしれません。
家の返済が終わったら会社では定年になっていた、
これから老後に備えて蓄えていかなければいけないなどと
笑えない立場になっているかもしれません。

そこから老後に備えてお金を貯めていこうとしたときには
並大抵のことでは貯まっていかないのではないでしょうか。
家のローン金利は現在、変動金利型で2%台、
固定金利選択型で4%台が普通でしょう。
現在中国のGDP伸び率は
今後数年は8〜9%程度で推移していくでしょう。
金利と中国のGDP伸び率だけを比べても
どちらのほうが高いでしょうか。
中国のGDP伸び率が高くなっています。
ですから投資資金でも100万円分が残ったときには
中国株投資のほうが
利益につながっていく可能性が大きくなります。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年10月15日(金)

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