イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第118回
底値圏内での購入

株式投資を最初考えた時に、貯金をしていたなら
その中から株に投資できるお金を工面できますので
購入したい企業の株をその時に買うことはすぐにできます。
ですが問題はその先です。
購入したあとは次に購入したい企業の株を買いたいと思っても
すぐには購入できません。
なんと行っても
手持ちの資金がなければ購入できないことは事実です。
では一番最初に購入した株の金額は
どういうふうにして貯めたのでしょうか。
きっと毎月の中から定期的に、あるいは余裕ができた時に
少しずつ貯めて作った金額でしょう。
貯金でも少しずつ貯めてまとまった金額ができたように
株式投資でも投資する資金はすぐに作ることははできません。
預金と同じように貯めていき、
株が購入できる金額に達した時に購入していくことができます。

よほどの高給を取っていない限りは
毎月定期的に株を購入することなどできません。
毎月3万でも5万でも構いません。
投資資金を貯めていくことです。
そして株が購入できる金額ができた時に
株式市場が大きく値上りしていなければ
定期的に購入していけばいいのです。

株式投資で底値で購入したい企業の株を買うことはまずできない、
ということは事実です。
ですが、底値圏内の近辺で購入することはできます。
底値圏内がわかるのは数年後、
株式市場を振り返って見たときにわかることです。
ではそのような底値圏内近辺がわかっていないのに
どうして底値圏内で購入することができるのでしょうか。

定期的に株を購入していくということは
株式市場の株価指数と連動して購入していると同じことです。
その平均値で購入しているのですから
株式指数が過去最低なときには、株価も最低近辺にありますので
安く購入することができる、ということと同じです。

購入した時点では
底値圏内で購入したことは見極めることができませんが、
数年後には
あの時に購入したのが底値圏内だったのだとわかります。
ですから最初に多くの投資金額があったとしても
その後の方の投資の仕方が大事です。
定期的に中国株に投資して株数を増やしていく事が大事です。
このような投資の仕方自体は地味な作業ですが
実は一番大事なことです。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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