イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第104回
投資できる国、できない国 【4】
・言葉

日本では関東弁や関西弁、
地方によっても多少の違いはありますが
基本的に言葉が全然通じないことはまずないでしょう。
ですが世界の国の中には意外とこのような国が多いのも事実です。
ひとつの国の中で他民族が多くすんでいるようなところでは
民族によって言葉も違いますし、風習も違います。

インドではひとつの国の中で民族語に言葉が分かれていて、
100以上の言葉が使われているのが現状です。
インドでの公用語はヒンディー語ですが、
このほか15の地方語があるといわれ、
実際には少数言語を含めると
国内には800以上のことばがあるともいわれています。
インドの面積は日本の約8.7倍、
人口は10億1400万人で中国に次ぐ世界第二位です。
今世界では中国の次は
インドが大きく発展するといわれています。
確かに国土と人口の数では中国が世界第一位、
インドが第二位です。

ですが中国は基本的に言葉は北京語を標準とした「普通話」です。
基本的には漢語は大きく七大方言に分けられます。
北方語、呉語、粤語、福建語、湘語、客家語、そして普通話です。
ですが、まったく違う言語の人が話していても
通じず普通話に切り替えて通じたということもあります。
日本でいえば北海道の人と沖縄の人が
普通語(東京弁)で話して通じるのと同じです。
このように同じ国民でも言葉が通じれば
その国の発展も比較的同じ速度で
発展していける可能性が大きくなってきます。
中国では最初は沿岸部を発展させて
その次に内陸部に焦点をあててきています。

発展の仕方については、日本でも東京と地方では所得が違うように
全国一律ということは中国でもできないと思いますが
全体的には釣り合いが取れた発展ができるでしょう。
ですが、インドでは言葉が違っている分だけ
インド全体が一律に発展するというよりは
州の一部が大きく発展していく可能性が高い国だ、
ということになります。
中国では漢民族が国民の9割を占めています。
この時点において
国全体が豊かになっていく可能性を秘めています。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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