第7回
食べられる餅を手に入れよう
投資しようとする国が右肩下がりの経済の時の投資方法は
私には一つしか思い浮かびません。
それは今後値下がりしそうな企業の株をなるべく高値で買い、
同時に同じ株価で信用で売ってしまう、
つまりつなぎ売りという方法です。
株価が思惑どおり下がったら
信用売りをしていた株を手仕舞い、利益を確保し、
現物の株は購入した株価近辺になったら売却します。
ここでは信用売りで得たお金が利益になります。
ですが、日本の株式市場の株価が右肩下がりの時に
実際に、私は投資を行っていませんので
この方法でやったとしても利益が出せたかどうかわかりません。
私が実際に投資し、利益をだしたのは
日本経済が成長しており、多くの企業が成長できる、
そんな市場でした。
そこで私は着実に利益をあげてきた実績はありますし、
これは実際の現実の投資方法でした。
「絵に描いた餅」ではなく、
「実際に食べることのできる餅」を手にしたわけです。
私が中国株式市場で一番の魅力を感じている前提として、
中国という国の今後の経済成長への期待があります。
中国国民の年間平均所得は現在12万円程度で、
日本の昭和40年代の所得と同じ程度です。
日本の所得も国の発展と供に上がってきたのですから、
今後中国の発展と供に中国国民の所得も上がっていきます。
これは間違いのない事実です。
この事実の中にこそ
本当に投資できる市場への要素が含まれています。
高度成長時代を知っている年代の方なら
どなたも思い当たることがあると思いますが、
電化製品や車がまだ普及していなかった頃、
所得の向上に伴い買いそろえてきました。
このことにより企業も潤い国民も豊かになってきたのです。
このような成長ができる国でなら
その国の企業にも投資妙味があります。
私も経済成長をしている市場で実際に利益を上げてきたのです。
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