服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第646回
赤ワイン冷却作戦

赤ワインはお好きですか。
私もまた人並みに赤ワインが好き。
もちろん白ワインをはじめとして
ワインとくればなんでも好きです。
夕食時には必ずといっていいほど、ワイン。
ただし量はそれほどはいけません。
食事をしながら、
2人で1本飲んでちょうどよいくらいです。
最近では和風であろうと中華風であろうと、
ワインを合わせることが多くなってしまいました。
ただし、ワイン通ではありません。
楽しく味わって飲むのがいちばん、
ワイン知識は限りなくゼロに近い。

さて、赤ワイン。
赤ワインはふつう室温で飲む、と言われます。
ところが今、わが家の室温はざっと25度位。
それで赤ワインを室温、つまり25度で飲むのは、
ちょっと温度が高いのではないでしょうか。
そのことに気づいてからというもの、
私は必ずワインを少し冷やして飲んでいます。

ワインを飲む時の温度は、
最終的に好みの問題です。
比較的低い温度が好きな人、
やや高めの温度が好きな人。
もちろんワインの氏素性によっても違ってきます。
ふくやかな香りの、
繊細にして重厚な高級ワインを、
あまりに低い温度で飲むのは、可哀想でしょう。
もっとも私の場合、
食事の際にそれほどの高級ワインは空けませんが。

今夜、飲もうと思う1本の赤ワインがあったとする。
これを食事の1時間くらい前に冷蔵庫に入れておく。
と、おおよそ17度あたりまで冷えるはずです。
17度は少し低いかも知れません。
でも、栓を開け、グラスに注ぎ、
実際に口に届く頃には、
約18度位になっているのではないでしょうか。
この18度で飲むワインが大好きなのです。
もちろんいちいち測っているわけではなく、
おおよその見当。
もし温度計があれば、
2人でワイン温度をあてるゲームも
楽しいものです。

18度あたりから飲みはじめて、
ゆっくり食事をしながら、
後半温度が上がって22度位になる。
するとはっきりと味と香りが違ってくる。
私の場合、夏には赤ワインは冷やすべし、であります。


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