服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第419回
心を明るくするポケット・ライト

ポケット・ライトに興味ありますか。
ポケット・ライトと呼んでいいのかどうか、
要するに小さな、
いつもポケットに入れておけるような電灯のことです。
私はなぜかこのポケット・ライトが
気になって仕方がないのです。
売場などでもポケット・ライトが並んでいる場所では
必ず足が止ってしまう。

あるいは暗闇に対する根源的な恐怖があるのでしょうか。
今、ごくふつうに生活していて、
まずポケット・ライトが必要ということはありません。
でも私の場合、これをポケットに入れておくだけで
心が安まるのです。
まあ、お守りのようなものですね。

そんなわけで市販のポケット・ライトには
多少詳しいつもりですが、
ついに決定版を発見したのでご報告します。
それはアメリカ製の「フォトン・マイクロ・ライト」。
私はたまたま、銀座の「菊秀」
(TEL:3541-8390)で見つけました。2600円。
名前にマイクロとあるように、
とにかく小さいのです。
私の親指の爪くらいの大きさでしょうか。
たしかにポケットに入りますが、
ポケットの中で見失ってしまうのではないか、
と思われるほどです。
もっともキイ・リング式になっていますから、
鍵を付けていればその心配もありませんが。

でも、世の中に小型のライトは数多くあります。
そして通常、大きさと明るさは比例しています。
小型化すればするほど、明るさも小さくなる。
ところがこのマイクロ・ライトは
1マイル先からでもその明るさが確認できる、
と説明書にはあります。
まあ、それはともかく、
これほど小さいサイズで、
これだけの明るさを持っているポケット・ライトには
はじめて出会いました。
決してオモチャではなく、
実際に使用可能なのです。
もちろん、今流行のLED式で、電池交換可能。

夜、暗い所で鍵穴を探す時、
足もとに段差があるような時・・・
なにかと使い道があるのではないでしょうか。
仮にそうでなくとも、
備えあれば憂いなし、というではありませんか。


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