| 第385回サルデニアの美食を味わう
 サルデニアの人口がどの位か知っていますか。約166万人。
 サルデニアはシチリアに次ぐ、イタリアの島で、
 シチリアよりも北にあります。
 サルデニアの北はもうフランス領コルシカです。
 サルデニアはスペイン文化と
 イタリア文化とが共存する、美しい島。
 ボッタルガ(カラスミのイタリア版)をはじめとして、
 魚介類が美味しい島でもあります。
 さあ、サルデニアのシーフードを食べに行きませんか。実は赤坂にサルデニアの出張所?があるのですよ。
 珍しくサルデニア料理を食べさせてくれるレストラン
 「ラ・スコリエーラ」(TEL:3586-8989)。
 もう少し正確に言いますと、
 シェフの馬場さんはサルデニア各地のレストランで
 腕を磨いた人なのです。
 なんとかこの東京で
 サルデニアの味を提供したいと張切っています。
 「ラ・スコリエーラ」の特徴は魚が新鮮で美味いことです。
 なんでも八丈島の網元がオーナーなのだそうです。
 サルデニアと八丈島の
 コラボレーションといったところでしょうか。
 まず注文すべきは「ラスコリエーラ風前菜」。海の幸の前菜が小さく、美しく、何種類も出てきます。
 このスタイルはなにも珍しいことではありません。
 でも、この小さなひとつひとつの料理の味が新鮮で、
 しっかりと活きているのです。
 この前菜の質の高さだけをとっても
 「ラ・スコリエーラ」に行く価値があります。
 しかも値段は高くないのですから。
 前菜に添えてパンが出る。パンの種類もさまざまで、
 パン好きの私としては迷ってしまう。
 なんとパンは焼きたてで、
 すべて自家製なのだそうです。
 パスタやメイン・ディッシュに行く前に、
 拍手をしてしまいたくなりました。
 次にパスタ。もしかすれば現地サルデニアで食べるよりも
 はるかに美味しいのではないか、
 と思ってしまったほどです。
 全体の味のシンフォニーがすばらしい。
 おやおや、あまりに興奮して
 メインまではたどりつけませんでした。
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