第40回
証券会社を実際に見てみることが早道

送ったお金がちゃんと株式購入費用に回るのでしょうか？
お金はちゃんと返ってくるのでしょうか？
心配すればきりがありません。

私は、いろいろな国の証券取引所や証券会社を
訪問して信頼に値するかどうかを確認しています。
証券会社を自分の目で見て、
担当者と責任者の名刺をいただいて
さらに、メールアドレスも聞いておくと安心です。

今は、アジア諸国への訪問など実に簡単になりました。
飛行機代は４〜５万円ですから、
時間さえ取れれば移動は国内より楽なくらいです。
インターネットで飛行機とホテルの予約を入れ、
あと必要なのはパスポートとお金、飛行機とホテルのチケット
これだけでビザの必要でない国へは簡単に行くことができます。
証券会社を訪問される場合は、
事前にＥメールを入れておかれるとよいでしょう。

再度タイのSeamico証券を例として少しお話します。
Seamico証券は
バンコックの中心地シーロム通りにあります。
高架電車（BTS）のサラデーン駅を降りて
南へ数分歩いた「リバティ・スクエア」というビルの16階です。
今はインターネット取引のセクションには３名の女性がおられ
英語・タイ語で応対しておられますから、誰かの助けは要ります。

口座の開設には時間はかかりません。
パスポートのみを持参し、必要事項に記入して
30分もあれば終わりです。
あとはインターネット画面の操作説明を聞くだけです。
契約書類はその場でしっかり読むことはできないですから
コピーを一部もらっておくのがよいでしょう。

口座を開設するために現地を訪ねるにしても
送金に関しては、念の為に
銀行振り込みにするのが良いと思います。
あとあと、日本から送金したことが
簡単に証明できるようにするためです。
現地のＡＴＭで多額の現金を引き出して
明細の用紙も捨ててしまえば
送金の事実は簡単に証明できません。