“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第627回
第4回超美食会報告

初めて日曜に設定した「超美食会」だったが、
これまでに参加している方々が多く、
新しく参加された方もすぐに溶け込み、
なごやかな雰囲気で進行した。
第1回から毎回参加いただいているご夫婦もいらっしゃって、
とても嬉しく感じる。
 
【献立】

一、 前菜 合鴨燻製ロースト、板わさ、そば若菜
一、 バルバリー鴨のホイル焼き
一、 合鴨の粕汁
一、 宮城屋の豆腐三種 絹、木綿、ゴマ
一、 そばがき
一、 天麩羅 車海老、たらの芽、こごみ
一、 蕎麦 馬頭、芳賀町、馬頭1年熟成
一、 バルバリー鴨のコンフィー

合わせたお酒は、今回は秋鹿。
それも、「霙もよう」、「へのへのもへじ」、
「山廃70%山田錦」、「山廃70%雄町」、「特別純米70%」、
「純米80%」、「純米大吟醸一貫造り 嘉村壱号田」
といった、個性豊かなバリエーション。

今回は、主目的は私が主宰する
蕎麦栽培グループの汗の結晶である、
自家栽培蕎麦を皆さんに愉しんでもらうこと。
それで、栃木県の二箇所
「馬頭」「芳賀町」の二箇所の畑の蕎麦を同時に提供して、
畑の違いを味わってもらった。
そして、馬頭の蕎麦では、さらに一昨年に収穫して、
一年間熟成させてあったものも提供した。

蕎麦に自然につながる酒肴として選択した鴨は、
まずは、合鴨燻製を軽く炙って提供。
そして、バルバリー鴨のホイル焼き、粕汁。
それに、最後はコンフィーといったバリエーションになった。
その合間に宮城屋さんの豆腐を提供して、
口の中をリセットしてもらうという趣向で会はスタートした。

乾杯は「霙もよう」。
これは、酒を絞ったあとで、
瓶のなかに滓を入れて瓶内発酵をさせてある。
それで、発泡性が強く、
年によっては、栓を注意せずに開けると、
噴出して酒が天井にまでかかってしまうこともある。
芳醇ななかに、酸のキレがあり、余韻が心地よい。
通常の濁り酒とは全く別物だ。


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2007年1月30日(火)

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