“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第565回
第3回超美食会のご案内

超美食会も2回開催して、
ともに参加者の皆様にはとてもよろこんでいただいた。
最初が小滝橋「岸由」、
そして、2回目が銀座「こびき」。
ともに食材を厳選し、オーソドックスな和食と、
純米無濾過生原酒を提供する店。
この会のためにお店側が色々と配慮して、
料理も工夫していただいた。

今度が3回目で、
どこにするか随分迷ったのでお知らせが遅くなってしまった。
最初の2回が和食だったので、
イタリアン、フレンチなども考えたのだが、
今回は気楽に日本酒を飲めて、
それに、合わせて独創的な料理を提供してくれる
居酒屋である錦糸町「井のなか」にお願いした。
これまでの2軒が直球勝負の店だったのに対して、
こちらは変化球も混ぜた意外性が楽しめる。
こちらの、店主の工藤さんとは旧知の間柄。
彼が茅場町「五穀家」の店長をしていたときからの付き合いだ。
工藤さんに会の趣旨を話したら、
このコラムを彼自身たまに見ているようで、
ついに来ましたかと二つ返事で引き受けていただいた。

「井のなか」は今年の4月に開店したばかりだが、
三浦半島「長島農園」のこだわりの野菜、
そして、茨城県「鹿熊養豚所」の豚などの、
厳選された食材を使って、
それを、和風だけではなく、洋風の味付けなども試みて、
日本酒に合わすことを常に工夫している。
料理は工藤さん自身もするが、
五十嵐さんという、
もと神田の居酒屋で厨房を預かっていた料理人がいて、
二人が面白いバランスで独創的な料理を提供する。
フロアで酒を勧めるのは、浅見さん。
三人の連携がなんともいえずに、いい店の味になっている。

酒は純米酒しか置かずに、なんでも燗をしてくれる。
竹鶴はほぼ全種類置いてあり、
他にも、秋鹿、るみ子の酒、扶桑鶴、神亀などの
そうそうたる面々を愉しめる。

そんな「井のなか」は連日満席。
予約していかないとまずは席につけない。
今回は「井のなか」を貸切にしてもらう。
料理と酒はこれから工藤さんと相談して
決めていくことになっている。
これまでも、果物を使ったタルトと山廃純米酒を合わす、
などというアイディアは、私が伝授したもの。
今回も、面白い料理と日本酒の組み合わせを
皆さんに愉しんでいただくべく、
いろいろと仕掛けをする予定だ。
多くの方にぜひお越しいただきたい。

応募詳細はこのコラムの下に掲載してあるので参照されたい。


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2006年10月27日(金)

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